土木建築・住宅・賃貸事業などを手がける三菱重工グループの近畿菱重興産(株)(神戸市兵庫区、社長:小林秀一氏)は、2004年秋のオープンに向けて施工中の有料老人ホーム「ディアージュ神戸」(神戸市垂水区)について、一般募集を6月に開始すると発表した。また、6月には会員向けにモデルルームを事前公開する。
この有料老人ホームの名称は「ディアージュ神戸」。標高120メートルの高台からの360度の眺望が可能。健常者向けの住宅棟175戸(50~120平方メートル)が3,000万円台から8,000万円、要介護高齢者向けの73戸(全戸28平方メートル)・痴呆高齢者向けの27戸(全戸28平方メートル)が2,000万円を予定している。
健常者向けのみならず要介護高齢者向けの居室にもキッチンやシャワーなどを設置、「住宅」として計画されている。介護一時金を排除し介護認定を受けた者のみ月額5万円を負担するなど新しいシステムを導入。
さらに、1階には、痴呆高齢者向けディメントケアホームを27戸3ユニット配置し園芸療法のできるグループホームとしている。また、要介護者向けにはユニットケア12戸単位で症状に合わせ6ユニット、ユニットごとの人員配置は1.5:1を計画している。
モデルルーム事前公開は6月から開始の予定。詳しくは、開設支援のコンサルティングを行なう(株)タムラプランニングアンドオペレーティング(東京都千代田区、社長:田村明孝氏)まで。