孝和建商(株)(千葉市中央区、代表取締役:小黒邦雄氏)は27日、経費、工費の大幅削減と仕様の可変性を両立させた「OK工法 壁シリーズ」を開発し、従来から提携関係にある高島(株)(東京都中央区、取締役社長:高島義治氏)を通じ、全国的な営業を展開すると発表した。
新工法シリーズは、マンションや戸建住宅の壁に多い石膏ボードに、従来必要とされた壁の前処理作業を一切行なわず、石膏ボードを壁に据え付けた後で、ビスを打つ箇所のみ加工し、直接ビスが打てるようにしたもの。従来に比べて納期やコスト面で約50%程度の節約が可能な他、廃材がでない点が特徴。すでに三井住友建設施工の新築マンション「ハイホーム幕張」(千葉市花見川区)に採用されている。
高島(株)との販売協力により、機動的な営業展開が可能となることから、本年度中に約3億円の売上をめざすという。