不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は29日、同社のネットワークにおける首都圏の2003年4月分「売物件」について、物件登録数、登録価格、成約数、成約価格を明らかにした。
これによると物件登録数は、中古マンションが1,829件(前年同月比▲2.0%)で4ヵ月連続のマイナス、居住用土地についても3,389件(同▲15.3%)で9ヵ月連続のマイナスとなった。また新築戸建ては6,509件(同21.0%増)で5ヵ月連続のプラスとなったが、中古戸建ては1,728件(同▲7.7%)で22ヵ月連続のマイナスとなった。
首都圏平均の登録価格は、中古マンションは1平方メートルあたり34.19万円(前年同月比0.7%上昇)と6ヵ月連続のプラスであったが、1戸当たりでは2,098万円(同▲1.0%)と6ヵ月ぶりのマイナスとなった。また、居住用土地も1平方メートル当たり19.00万円(同▲5.9%)、新築戸建てにいたっては1戸当たり3,698万円(同▲8.0%)で28ヵ月連続のマイナスとなり過去最低、中古戸建ても3,320万円(同▲11.1%)と4ヵ月連続のマイナスとなった。
首都圏平均の物件成約数は、中古マンションは737件(前年同月比▲13.8%)で3ヵ月連続のマイナス。価格帯別にみると1,000万円台の物件の割合が前年比3.7%増加し49.0%と、過去最高となった。平均では、55.10平方メートルで、1平方メートル当たり27.00万円以上、築17.7年という結果であった。また、新築戸建ては1,520件(前年同月比▲2.0%)と4ヵ月ぶりのマイナスで、中古戸建ては604件(同▲13,2%)で5ヵ月連続のマイナスとなった。
首都圏平均の成約価格は、中古マンションは1平方メートルあたり31.53万円(前年同月比4.3%増)、1戸あたりでは1,848万円(同3.5%増)で、いずれも10ヵ月連続の上昇。新築戸建ては1戸あたり3,676万円(同▲5.3%)と再びマイナスに転じ、過去最低となった。一方、中古戸建てについては、1戸あたり2,776万円(同11.9%増)と4ヵ月連続のプラスとなった。