物流施設専門の不動産開発会社であるプロロジス(東京都港区、社長:ジェフリー・H・シュワルツ氏)は4日、大阪市住之江区南港南に大型物流施設「プロロジス・パーク大阪」を建設すると発表した。
同施設は、延床面積約15万7,000平方メートルを有する世界最大規模のマルチテナント型物流施設。同社では、大阪市が「国際交易特区」として政府より認定を受けた大阪港周辺地域に同施設を建設することにより、大阪市がめざす「物流効率の高い国際物流拠点の形成」により実現させる国際競争力の向上、および大阪経済の活性化に貢献していくとしている。
なお、今発表に際し、大阪市港湾局長の五十嵐英男氏は、「同施設の進出決定は、大阪湾の発展、大阪経済・産業の活性化にとっての大きなインパクトと波及効果をもたらすものと期待しており、大変喜ばしい。今後も民・労・官が一体となり進んで行きたい」と述べている。
同施設の総事業費は約180億円、着工は2003年8月下旬、竣工は2004年10月の予定。同社は、同施設建設を機に、今後西日本における物流施設の開発・運営、サービスの提供を順次進めていく方針。