経年劣化しにくい住宅の開発、環境対応型住宅開発を行なう(株)リアース(東京都新宿区、代表取締役社長:井出共治氏)はこのほど、湯河原を流れる千歳川沿いの斜面を有効利用した集合住宅「水明荘」(静岡県熱海市、総戸数20戸)を建築。現地モデルルーム内覧を7日より毎週土・日曜日に公開している。
同商品は、建物単体だけでなく、環境全体を対象とした設計がなされている。敷地南側斜面には溶岩を敷き詰めて苔を植えることにより、小動物の生息に適した環境を創出し、バルコニーの手すりから斜面まで約17.5メートルの人工地盤に植えられた竹林とともに、建物の防壁かつ、自然の動植物の生息する空間(ピオトープ)となっている。
住居タイプは、各戸とも専有面積145.37平方メートルの2LDK、販売価格は4,300万円(最上階のみ4,600万円)。遮音性、断熱性等に配慮した構造であるほか、熱海市で初めての直結減圧弁方式の給水を採用、自浄式の英国製水質改善装置の設置など、コスト削減やメンテナンスの必要性を極力排した工夫がなされている。
竣工は2003年9月下旬、入居は2003年11月下旬の予定。