(財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は10日、首都圏における2003年5月の不動産流通市場の動向を発表した。
これによると中古マンションの成約件数は2,146件(前年比3.02%増)と前年比で5ヵ月連続の増加。新規登録物件数についても7,984件(同24.01%増)と10ヵ月連続で増加となった。しかしながら、成約物件平均価格については1,946万円(同▲0.81%)、成約物件1平方メートル当たりの単価についても30.62万円(同▲0.43%)となり、いずれも2ヵ月連続でのマイナスとなった。
戸建住宅の成約件数は1,063件(同6.73%増)で4ヵ月連続の増加。新規登録物件数についても、5,283件(同8.37%増)で3ヵ月連続の増加となった。成約物件平均価格は3,299万円(同▲8.21%)、新規登録物件の平均価格は4,113万円(同▲4.84%)となった。
土地(100~200平方メートル)の成約件数は350件(同2.04%増)。成約物件の平均価格は2,823万円(▲6.61%)と7ヵ月連続の減少となった。なお、新規登録件数は1,962件(同▲6.70%)、平均価格は3,258万円(同▲2.22%)であった。