(株)東京カンテイは18日、2003年5月度の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平方メートル価格推移」を発表した。
同調査は、同社に登録された中古マンションの売り希望価格を行政区単位ごとに算出し、その平均坪単価を一般的なファミリータイプの価格に即するよう70平方メートル換算したもの。
これによると、首都圏5月の中古マンション価格は2,443万円、前年同月比1.1%増とわずかながら上昇しているものの、前月比では▲2.5%と、3月以降3ヵ月連続で下落。2001年11月以降続いていた上昇傾向から下落傾向に転じている。
主要都市別にみると、東京23区は前年同月比1.0%上昇、横浜市でも同0.8%上昇とわずかに上昇したが、千葉市が同▲2.6%と下落に転じたほか、さいたま市でも▲2.3%となった。
近畿圏5月の中古マンション価格は1,636万円、前年同月比▲5.0%、前月比でも▲2.2%と下落幅が広がっている。大阪市は前年同月比▲2.5%となり、1,900万円を割り込んだ。また神戸市は同▲7.4%と大幅な下落となった。
中部圏5月の中古マンション価格は1,349万円、前年同月比▲6.1%、前月比▲2.2%。名古屋市では、前年同月比が▲4.9%、前月比で▲0.5%となり、主要都市はいずれも小幅ながら下落傾向を見せている。