(財)東日本不動産流通機構は23日午前11時より第51回理事会を開催。6月末に任期満了となる同機構役員の改選を行なった。その結果、新理事長には(社)不動産流通経営協会理事長(住友不動産販売(株)代表取締役社長)の岩井重人氏に全員一致で決定。副理事長は、杉浦武胤氏(全宅連東日本地区指定流通機構協議会副代表幹事、(株)杉浦商事代表取締役)、川口貢氏((社)全日本不動産関東流通センター運営委員長、貢栄代表)、神山和郎氏((社)日本住宅建設産業協会理事長、日神不動産(株)代表取締役社長)がそれぞれ就任することとなった。
会見の席で現理事長の藤田和夫氏は「良き役員・委員会メンバー、事務局に恵まれ2期4年にわたり務めることができた。新理事長となる岩井氏は、東日本不動産流通機構スタート時からのベテランなので、立派にこなしてくれると思う。統合サイトとどう関連していくかが、大きな課題となるだろう」と述べた。一方、岩井氏は「藤田氏は、今まで『レインズIP型構築』『レインズ統計データの公開』や、『財政基盤の強化』など、就任以来精力的に活動してこられた。理事長という責任の重さに身の引き締まる思いだ。レインズはいまや不動産流通のインフラともなっている。当機構が13年間積み上げてきた実績データは業界にとって大切な財産だ。今後も常に万全の体制を維持し、一層の発展に寄与していきたい」と抱負を述べた。
なお、新役員の任期は2003年7月1日より2年間。