不動産ニュース / 開発・分譲

2003/7/7

住林システム住宅、オリジナル二重断熱工法を開発

 住友林業(株)の100%出資子会社である住友林業システム住宅(株)(群馬県館林市、社長:岩佐正一氏)は、充填断熱に外張り断熱を付加したオリジナル二重断熱工法、およびオリジナル床下蓄熱暖房「ダンアルファ」を開発し、5日より販売を開始した。

 今回開発したオリジナル二重断熱工法は、素材選びから施工工法について、従来の充填断熱の性能をそのまま生かしながら、外張り断熱のメリットを取り入れた新工法。これにより、熱損失係数を低減することを可能とし、冷暖房費の軽減にもつなげる。また基礎断熱で床下を外気から遮断、湿りがちな床下を室内と同様の温熱環境にするとともに、壁体の室内側に気密層、外側に十分な厚みのある外気通気を設けることにより、壁体内結露を防ぐ。
 また、床下蓄熱暖房「ダンアルファ」は、基礎の上に配した架橋ポリエチレン管の中に暖めた循環液を通すことで、管から伝わる熱を放熱し一階床下全面に蓄熱、輻射熱で床全体を暖めるというもの。部屋間の温度差が小さいため、結露を防止するほか、暖房器具の温まりすぎによる低温やけどの心配がなく、子供やお年寄りにも安全な商品となっている。
 販売価格は、オリジナル二重断熱工法が、建物延床面積1平方メートル当たり平均約3,000円。「ダンアルファ」が1階面積66平方メートルで約80万円。販売エリアはいずれも関東圏の一部で、二重断熱工法80棟、「ダンアルファ」160棟の販売をめざす。

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