日本ビルファンド投資法人（NBF）は5日、「2003年6月期決算短信」を発表した。
当期（2003年1月1日～6月30日）運用状況は、営業収益122億3,800万円（前期比3.3％増）、営業利益50億4,300万円（同▲2.8％）、経常利益43億1,400万円（同▲5.5％）、当期純利益43億1,300万円（同▲5.5％）であった。1口当たりの分配金は15,367円（同▲886円）、分配金総額は43億1,300万円（同▲2億4,900万円）、配当性向は100.0％。
NBFは、当期に「中目黒GTタワー」を取得するとともに、「つくば三井ビルディング」についても信託受益権の準共有持分を追加取得。その結果、NBFの保有する資産は29物件、投資総額約2,760億円、総賃貸可能面積は約34.0万平方メートル、テナント総数446となった。また、当期末時点での稼働率は94.8％と、引き続き高い水準を維持している。
なお次期については、すでに売買契約を締結した「大和広島ビル」および「札幌エルプラザ」の物件引渡が予定されており、営業収益123億1,800万円、経常利益40億1,400万円、当期純利益40億1,400万円、1口当たりの分配金は14,300円を見込むとしている。
