東京建物(株)は20日、「2004年12月期中間業績の概況(連結)」を発表した。
当期(2003年1月1日~6月30日)の売上高544億7,500万円(対前年度同期比11.1%)、営業利益82億400万円(対前年度同期比27.2%)、経常利益57億4,900万円(対前年度同期比76.9%)、純利益24億6,700万円(対前年度同期比22.0%)であった。
セグメント別にみると、インターネットを利用したビルマネジメントシステムを行なった賃貸事業の売上高が189億7,600万円(対前年度同期比▲0.5%)、営業利益が66億1,800万円(対前年度同期比▲4.7%)となった。また分譲事業では「品川Vタワー」(東京都港区)、「シエルズガーデン」(東京都大田区)等を計上し、売上高264億4,300万円(対前年度同期比24.4%増)、営業利益26億4,800万円(対前年度同期比▲9億1,000万円)を確保したほか、その他事業では仲介・鑑定・コンサルティング・施設運営・不動産証券化関連事業に注力するなどして売上高102億4,700万円(対前年度同期比5.8%増)、営業利益12億8,300万円(対前年度同期比▲43.6%)となった。
同社では従来からの主要事業領域である賃貸事業および分譲事業などにおいて収益力の強化に努める一方、不動産証券化などの積極的展開による新たな事業領域の拡大を図るなどして2004年度通期業績予想として売上高1,300億円、経常利益133億円、当期純利益64億5,000万円とみている。