不動産ニュース / 開発・分譲

2003/8/22

日本初の無料巡回電気バス「丸の内シャトル」運行開始

丸い流線型のフォルムと大きな窓が特徴の「丸の内シャトル」(上)。丸の内シャトルを背にテープカットが行なわれた(下)
丸い流線型のフォルムと大きな窓が特徴の「丸の内シャトル」(上)。丸の内シャトルを背にテープカットが行なわれた(下)

 大手町・丸の内・有楽町地区を巡回する、日本初の無料電気バス「丸の内シャトル(Marunouchi Shuttle)」が22日、運行を開始した。これに合わせ、同地区の地権者などで構成する「大手町・丸の内・有楽町地区シャトルバス運営委員会」は同日午前10時より、丸の内ビル(東京都千代田区)の1階アトリウム周辺にて多くの関係者・報道陣が見守る中、運行開始セレモニーを開催した。

 セレモニーでは、テープカットに先立ち、「関係者の皆さまの熱意とご協力のおかげで運行スタートすることができた。すっきりとした斬新なデザインは万人に気に入っていただけるのでは」と運営委員会会長(東京電力(株)常務取締役)の森宜久氏が挨拶。さらに国土交通省都市・地域整備局長竹歳誠氏が「政府が行なう政策の一つに『都市再生』があるが、その中で大きな期待を寄せているのが丸の内地区。土地・交通政策の観点からも注目している」、シャトルバス運行責任会社の日の丸自動車興業(株)代表取締役富田浩安氏が「人が動き出すとビジネスが生まれる。シャトルバスの運行により、駅周辺に偏りがちだった人々の活動の幅が広がり、街全体が動き出すでしょう。交通混雑の解消や、地域の環境改善という面から見ても国内だけでなく、世界的に参考になるはず」と同シャトルバスの波及効果への期待を述べた。

 「丸の内シャトル」は、低公害・低床(ノンステップ設計)・低騒音が特徴のタービンEVバス(電気とマイクロタービンを組み合わせたハイブリットバス)。大手町から丸の内、有楽町、日比谷にかけて約15分間隔(1周約30分)で巡回する。運行時間は午前10時から午後8時まで。また、平日の午前8時から10時の出勤時間帯には、大手町ルートと有楽町ルートに分けて運行する。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。