三菱地所(株)は28日、東京都品川区大崎において、賃貸用オフィスビル「(仮称)大崎一丁目ビル」(地上15階建て、延床面積約24,200平方メートル)建設計画に着手したと発表した。
同社では、戸部商事(株)グループの(株)ティクスが所有する当該土地につき、資産ソリューション業務を受託。開発型証券化手法を利用し、資産流動化法に基づいて設立された特定目的会社TMKが、ティクス所有の土地を50年間定期借地したうえで、オフィスビルを建築するというもの。
計画地である大崎は、都市再生緊急整備地域に指定されるなど、今後都市再生の拠点となる地域であり、同社では今回のプロジェクトについて、大崎駅東口で大規模再開発を予定する第3地区の一画に位置する、極めて将来性の高いものと見ている。
なお建築費用については、同社が中心となりTMKに対して優先出資を行なうほか、東京三菱銀行などからノンリコースローンが提供される予定。工事期間は2003年10月~2005年6月までの20ヵ月間。