積水ハウス(株)は、オリジナルの瓦型太陽光発電システムとオール電化仕様を標準装備したダインコンクリート住宅「ダインズ・バリュー2」を9月13日より販売を開始すると発表した。同商品は、高性能ダインコンクリート外壁を使用しながら 、ハイコストパフォーマンスを実現した「 ダインズ・バリュー」をベースにしたもの。同社では、オール電化システムと合わせて、日常生活における光熱費大幅削減を実現、「光熱費ゼロ生活」も可能としている。
同商品に標準装備される「瓦型太陽光発電システム」は同社オリジナルの陶器平瓦と一体感を持たせ、瓦葺屋根のシルエットを大切にするために独自開発したもの。寄棟屋根にも配置しやすい柔軟な設計条件を実現、外観をそこなわず、環境や経済性にも配慮した「コンサルティング・ハウジング」にふさわしいシステムとなっている。また、ヒートポンプ給湯器やIH調理器の「オール電化」により、年間光熱費の約20%を削減でき、太陽発電の余剰電力を売電することで、より大幅な光熱費の負担削減が可能となる。
同社では2000年から、快適性と環境への配慮を目的として住宅の高気密・高断熱化に取り組んでおり、今年8月契約物件からは全戸建住宅で国の定める気密性・断熱性の最上等級をクリアする「次世代省エネ仕様」の標準化を実現した。これは、従来の「省エネ基準」による一般住宅に比べ冷暖房エネルギーの約35%を削減できるもの。さらに「ダインズ・バリュー2」では、省エネと創エネの2つが実現することとなる。
なお、同商品は、恒例となっている秋の集客イベント「第15回 日本全国積水ハウス・デー 住まいの参観日」に合わせて発売する。実際の建築事例を見学することによって、設計提案力やデザイン、施工技術などをアピールしていく。
基本50プランをベースにしたセミオーダープランで、軽量鉄骨造2階建。販売価格は、3.3平方メートルあたり54万円より。寒冷地・多雪地帯および沖縄県を除く全国で販売し、月300棟の販売をめざす。