東京都は4日、「マンションの建替えの円滑化等に関する法律」に基づき、東京都新宿区の「諏訪町住宅マンション建替組合」の設立を認可した。同法に基づく認可は全国で第1号となる。
諏訪町住宅は1957年に完成した地上4階および3階建て3棟・全60戸のマンション。1991年に建替え問題の検討組織「諏訪町住宅を考える会」が発足、2003年5月25日に建替え決議が成立した。これにより、地上5階地下1階建て1棟・全96戸の住宅として再建されることが決定した。
今回の認可によって、組合は契約を一括して行なえる他、権利変換計画による権利関係の移行が行なえる。東京都住宅供給公社がコンサルタントとして協力する他、建替えに伴う仮住居として都営住宅や公社住宅が活用される予定。