(株)不動産経済研究所は3日、全国の超高層マンション(20階建て以上)についての建設実績および計画について調査し、その結果を明らかにした。
それによると、2003年以降に完成予定の超高層マンションは、全国各都市で449棟13万3,040戸と、前回調査時(2002年8月末時点)と比べ2万6,402戸の増加となった。地域別では、首都圏だけで325棟10万7,553戸を記録し、うち東京23区が209棟7万4,229戸と、全計画の69%を占めた。近畿圏は73棟1万5,989戸、その他地域は51棟9,498戸。
完成予定年次でみてみると、2003年は96棟2万1,692戸、04年は92棟2万826戸、05年は96棟2万9,029戸、06年は49棟1万5,591戸、07年は69棟2万6,741戸、08年は13棟4,715戸、09年以降は34棟1万5,446戸となっている。
また、これまでの最高層は「ライオンズスクエアエルザタワー55」(1998年7月竣工、埼玉県川口市、総戸数650戸、(株)大京)の55階建てだったが、東京都新宿区西新宿3丁目再開発において66階建てが計画中であるほか、65階建て、61階建て、60階建てなどの超々高層構想が進行しており、同社では「(超高層マンションは)今後も都市再生特区や大規模工場跡地などで増加していく」と見ている。