キーイングホーム(株)(大阪市淀川区、代表取締役社長:高橋誠氏)は4日、化学素材を多用した住宅によるシックハウスが大きな社会問題となっている現状に鑑み「無添加100年仕様住宅」を発売すると発表した。
同商品は、シックハウス症候群、化学物質過敏症、アトピー症等の原因とされる化学物質を排除し、天然素材だけを使用した住宅。定期的なメンテナンスを行ないつつ100年間住み続けられる構造を実現することにより「長く住むことができる住空間を提供したい」という同社の企業理念に基づいたものとなっている。具体的には天然石葺き屋根や漆喰の天井、無垢材、米のり接着剤を使うなどしている。
また外観は採石場から採れる石を厳選、珊瑚、木片等の天然素材を使用するため1棟ごとに異なるデザインとなる。
なお、2003年10月に大阪府箕面市、2004年2月に横浜市西区の住宅展示場に出店、坪60万円より販売し、2003年3月期までに180棟40億円の受注を見込んでいるという。
また、同日併せて「事業再構築」についての発表を行なった。8月27日付けで従来6名であった取締役の人数を半数にし、執行役員制度を導入する新経営体制とするほか、営業拠点の統合、人員の削減、成果主義の徹底による社員の生産性向上を図っていく。