大和ハウス工業(株)は16日、1997年に制定した「環境自主行動計画」における環境負荷低減活動をまとめた「環境報告書2003」を発行した。
同報告書は同社ならびに大和リゾート(株)、ロイヤルホームセンター(株)の2002年4月から2003年3月における活動をとりまとめたもの。
内容は生産工程から排出される産業廃棄物の単純焼却および埋立をゼロにし、リサイクル率100%とした「ゼロエミッション」を全13工場および施工41現場で達成。また、住宅における省エネルギー対策として「次世代省エネルギー基準」対応住宅の普及を推進、新築供給戸数の82%が次世代省エネルギー基準対応住宅となった。またシックハウス対策としてホルムアルデヒド発散量がもっとも少ない「F☆☆☆☆」の建材を採用、2003年度中には規制対象外の建材(巾木、建具枠など)についても「F☆☆☆☆」化し、換気システムの性能向上を図る予定。
また、同報告書についてもわかりやすく、読みやすい報告書を目指し、誌面のユニバーサルデザイン化に挑戦、実際に取り組みを行なう社員の声も掲載し、「顔の見える」環境報告書を目指した。
なお、同報告書の内容は同社オフィシャルホームページに全文を掲載、希望者には無償で配付している。