森ビル(株)は29日、東京都水道局との共同事業により建設を進めている複合用途ビル「(仮称)虎ノ門5丁目計画」(東京都港区)が、9月26日に上棟したと発表した。
同プロジェクトは、地上24階建て、延床面積約35,600平方メートル、オフィスと住宅、店舗からなる複合用途ビル。1998年の建築基準法改正により制度化された「連担建築物設計制度」を適用、隣接する東京都水道局芝給水所の未利用容積を活用し、基準容積率の1.5倍(約870%)の建物を建築するというもので、既存公共施設の未利用容積の有効利用や、地方公共団体の財政にも寄与するモデルケースとなるプロジェクトとなっている。
なお竣工は、2004年7月(一部低層部:2005年3月)を予定。