不動産ニュース / 開発・分譲

2003/10/9

三井不動産、「六本木ティーキューブ」竣工

 三井不動産(株)と日本サムスン(株)は9日、「六本木ティーキューブ」(東京都港区六本木)の竣工式を10月10日に執り行なうと発表した。同物件は、民間企業による日韓共同の大型プロジェクトで、賃貸オフィス中心として、サービスアパートメント(高級賃貸住宅)、商業施設で構成された大規模複合オフィスビル。

 同物件がある六本木エリアは、現在も大規模再開発プロジェクトが推進されており、営団地下鉄南北線「六本木一丁目」に直結するなど交通も至便なことから、ビジネスエリアとしても注目されている。
 地下1階地上27階棟屋3階建てで、敷地面積は5,879.31平方メートル、延床面積は61,807.36平方メートルで、駐車台数は155台。
 同事業は、日本サムスン他が所有していた土地の有効利用を図る事業。土地全体を中央三井信託銀行に一括して不動産信託し、信託受益権を日本サムスン、三井不動産、特定目的会社が取得した上で、三井住友銀行からノンリコースファイナンスで建築資金を調達するスキームとした。その結果、日本サムスンは追加投資なしで本社拠点確保と賃貸事業確保による収益性の向上を実現し、三井不動産は、一部の投資を行なって事業スキームの策定から竣工後の管理・運営といった事業全般にわたるマネジメントを行なった。その結果、顧客へのソリューションとサービスの提供、不動産の付加価値向上が実現した。
 同ビルのテナントには日本サムスンの他、(株) 富士ゼロックス 、(株) 富士ゼロックス綜合教育研究所の入居が決定しており、100%満室で稼働する予定。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。