(株)長谷工ライブネット(東京都港区、社長:大高進氏)は9日、賃貸マンション入居者の家賃等の保証を行なう保証人代行事業に取り組むべく、その事業主体となる「(株)レジデンシャルサービス保証」(東京港区、代表者:澤田敏広氏)を設立、10月1日より営業を開始したと発表。
レジデンシャルサービス保証は、保証人代行業が、入居者はもちろんのこと健全な賃貸マンション経営を望むオーナーの負担軽減に寄与するとの考えから、設立されたもの。長谷工ライブネットの100%出資で、大阪での拠点は、大阪市中央区。
同社の業務開始により、入居者サイドには、保証人を見つける煩わしさが解消され、そのための書類等が不要になるために申し込みから契約までの時間が短縮されるというメリットがある。また、オーナーサイドには賃料等の滞納リスクの軽減、支払い能力はあっても保証人が見つからなかったためにとりこぼされていた優良な顧客の確保、賃料滞納等がおこった場合に訴訟手続き・費用が無料となるなどのメリットがある。
具体的には、同社がオーナーと保証基本契約を結び、入居者とは保証委託契約を締結する。保証内容は、保証委託料として、契約時には月額賃料等の30%相当額、更新時には新月額賃料の20%相当額で、それぞれ原則2年間の保証となっている。また、保証限度額は月額保証料の12ヵ月相当額を限度とし、保証範囲は、滞納賃料・共益費・更新料、解除後明け渡しまでの賃料・共益費相当額、訴訟費用(弁護士費用含む)、残置物処理費用。
同社によれば、このサービスを活用することによって「借りやすく」「貸しやすい」状況が実現するものとしている。