オリックス不動産投資法人(OJR)は24日、不動産投資信託(JREIT)のための投資物件として、「日本地所南青山ビル」(東京都港区南青山)の土地および建物の所有権を、10月31日に取得することを決定したと発表した。
「日本地所南青山ビル」は、1997年11月に竣工した陸屋根2階建ての商業ビル。テナント数は1で、総賃貸面積は997.36平方メートル。稼働率は100%となっている。
同物件は、土地面積が831.52平方メートル、建物面積(延床面積)は985.36平方メートルで、取得価格は25億4,800万円。
OJRでは、同物件が地下鉄「表参道」駅から約250メートルと至近距離にあることや、低中層の店舗・事務所・マンションなどが立ち並ぶ「青山」地区に立地し、ブティック・レストランなどのテナント出店意欲が強いエリアにあることなどの所在地としての評価。そして、築後6年の築浅物件であること、建物の容積消化率が約120%と低水準であったことなど物件自体の評価を取得の理由としてあげている。