(株)東京カンテイは、首都圏において20階以上に分譲されたマンション(住戸)を検証し、その結果を明らかにした。
これによると、20階以上に存在するマンション(住戸)は、首都圏全体で16,917戸あり、東京23区内にはこのうちの約半数の8,850戸(52.3%)が集中していることがわかった。とりわけ湾岸部への集中が顕著に見られ、中央区・港区・江東区の「湾岸3区」には、20階以上のマンション(住戸)の31.2%、30階以上のマンション(住戸)の55.4%、40階以上のマンション(住戸)の74.6%が供給されている。
階層ごとの中古流通時の価格の下落率については、階数が高いほど値下がり率が小さくなる傾向。特に50階以上のマンション(住戸)は、物件自体がランドマークとして付加価値が高いことや、現状ではわずかに138戸という希少性の高さなどから、価格下落が起きにくくなっていることがわかった。