日本リテールファンド投資法人（JRF）は28日、不動産投資信託（REIT）のための不動産投資物件として「イトーヨーカドー錦町店」（埼玉県蕨市）の信託受益権を取得した。
JRFでは、同物件が周辺住宅地域から安定した集客力が望め、またイトーヨーカドーというキーテナントと長期賃貸借契約を結んでいることを評価し、売り主の（株）イトーヨーカ堂より、132億1,200万円で取得することを決定。本日、信託受益権売買契約を締結し、売買を実行した。
同物件は、2003年11月6日竣工の新築物件で、鉄骨造陸屋根4階建ての店舗。土地面積34,632.74平方メートル、延床面積72,957.52平方メートル。総賃貸可能面積は72,957.52平方メートルで、テナント数は1、稼働率は100.0％。
なお、JRFでは、本件取得のための資金の借入を実行。（株）東京三菱銀行、三菱信託銀行（株）、中央三井信託銀行（株）の3行から、極度ローン個別契約に基づき、総額126億2,000万円の借入を行なった。
利払い期日は2003年12月末日と2004年3月、6月、9月の各末日、および元本返済日。元本返済日は2004年11月26日の予定。
