東急リアル・エステート投資法人は18日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として「りそなマルハビル」(東京都千代田区)の信託受益権取得を決定したと発表した。
同投資法人では、同物件が東京の業務中枢である東京都千代田区大手町に所在し、同投資法人の規約に定める「資産運用の対象及び方針」に合致したオフィスビルであることから、東京都心5区におけるオフィスポートフォリオの充実を図るべく、売り主の(有)ジャスト・キャピタル(東京都千代田区、取締役:元木文男氏)より、232億6,000万円で取得することを決定した。12月18日に受益権譲渡契約を締結、2004年1月15日に物件引渡を行なう。
同物件は、1978年11月竣工、鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地下4階地上25階建てのオフィスビル。土地面積6,893.71平方メートル、延床面積74,379.30平方メートル。総賃貸可能面積は14,064.53平方メートルでテナント数は1、稼働率は78.9%。
なお、本件取得等に充てるため、資金の借入についても決定。住友信託銀行(株)、中央三井信託銀行(株)、(株)東京三菱銀行、(株)みずほコーポレート銀行、三菱信託銀行(株)の5行から、2004年1月15日に240億円の借入を行なう。返済期日は2004年9月11日で、返済方法は期限一括返済(期限前返済可能)。
また、本件および既に発表済みの「TOKYU REIT 渋谷宇田川町スクエア(仮称)」(東京都渋谷区)取得と、これに伴う資金借入の実施にあたり、2003年9月10日付で発表した「2004年1月期」および「2004年7月期」における運用状況の予想を修正。
「2004年1月期」営業収益は28億5,800万円(前回発表予想27億6,400万円)、当期利益は8億6,200万円(同8億2,500万円)、1口当たり分配金は8,800円(同8,422円)に修正、「2004年7月期」営業収益は41億8,200万円(同35億4,100万円)、当期利益は13億7,200万円(同11億9,600万円)、1口当たり分配金は14,000円(同12,210円)に修正された。