不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2003/12/24

グローバル・ワン、投資物件に「大手町ファーストスクエア」を取得

 グローバル・ワン投資法人は22日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として「大手町ファーストスクエア」(東京都千代田区)の信託受益権の一部を取得することを決定したと発表した。

 同投資法人では、同物件の位置する「東京丸の内・大手町地区」がオフィスビルとしての立地ポテンシャルが高いことや、スペックの高さ、主要テナントと10年間の定期賃貸借契約が締結されており安定した収益が確保できることなどを評価。売り主の(有)エム・エス・プロパティ・インベストメント・ジャパン(東京都中央区、取締役:大谷厳氏)より、土地所有権の7筆中3筆、建物の区分所有権および区分所有権の共有持分(専有面積割合9.14%)の信託受益権を、234億9,500万円で取得することを決定した。取得予定日は12月25日。
 同物件は、1992年2月竣工のウエストタワー(西棟)および1998年2月竣工のイーストタワー(東棟)の2棟からなるもので、鉄骨・鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地下5階付23階建てのオフィスビル。土地面積10,998.97平方メートル(うち取得対象敷地面積1,088.61平方メートル)、延床面積141,228.06平方メートル(同9,235.43平方メートル)。総賃貸可能面積は8,167.47平方メートルでテナント総数は23、稼働率は99.6%。

 なお、本件取得に充てるため、資金の借入を決定。(株)東京三菱銀行、三菱信託銀行(株)、農林中央金庫、中央三井信託銀行(株)、(株)千葉銀行、(株)八十二銀行、(株)伊予銀行、(株)百十四銀行の8行から、12月25日に235億円の借入を行なう。返済期日は2004年9月30日で、返済方法は期限一括返済。金利は1.09833%。

 また、本件取得決定に伴い、当期利益および1口当たり分配金の増加が予想されることから、2004年3月期の運用状況の予想を修正。当期利益は8億5,100万円(前回発表予想5億8,900万円)、1口当たり分配金は17,587円(同12,172円)に修正された。

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