三井不動産(株)、東京急行電鉄(株)、東急不動産(株)の3社は26日、東急百貨店日本橋店跡地において開発をすすめてきた「日本橋一丁目ビルディング」(東京都中央区)の竣工式を行なった。
同ビルは、地下4階地上20階建てと、地下2階地上2階建て(アネックス)との、オフィス・商業等の複合ビル。
「時を越えて」をテーマとした商業施設「COREDO日本橋」は、33のテナントによって構成されており、高さ35メートルの6層吹き抜けのアトリウムは、中央を貫く大柱を中心にシンボリックな空間となっている。店舗は全店決定しており、主なテナントは、ソニープラザの大型新業態店舗「Serendipity(セレンディピティ)」、セレクトショップ「ユナイテッド・アローズ」、スペインの2つ星レストラン「サン・パウ」、老舗フレンチ「レカン」、中華の「維新號」など。また、ライフエンタテイメントのタカラ初の直営店「GARAGE(ガレージ)」や、ワインやチーズ、サンドイッチなどが楽しめるカフェを併設した大型店舗「メゾン・カイザー」が出店する。
オフィス部分は、耐震、セキュリティ、環境、情報化対応などにおいて、最新の設備・仕様を備えている。特に、天井高2.8メートル、奥行き20メートル超、1フロア約3,000平方メートルの無柱空間は、南面が複層ガラスによる弓形ファザードとなっており、自然光が効果的に入る省エネ空間ともなっている。主なテナントは「メリルリンチ日本証券(株)」「(株)格付投資情報センター」「伊藤忠丸紅鉄鋼(株)」「三井リース事業(株)」などで満室での竣工となった。