住友不動産(株)は28日、「2004年3月期第3四半期決算短信(連結)」を発表した。
当期(2003年4月1日~2003年12月31日)当期連結業績(対象27社)の売上高は3,431億2,100万円。
セグメント別には、不動産賃貸事業部門において、既存ビルの稼働率を8.4%から8.1%に改善、自社ビルの移転に伴う大形解約が発生したものの、それを除けば解約面積を新規契約面積が上回る状況が持続。また、不動産販売事業部門においては、当期計上予定戸数(4,500戸)に対する当第四半期末の獲得契約率は87%となった。当四半期の総販売契約戸数(次期以降竣工分含む)は1,172戸となり、6四半期ぶりに前年同期比で増加に転じた。完成工事事業では注文住宅が414棟(前年同期比▲59棟)に留まったが、「新築そっくりさん」は1,196棟(同214棟増)となった。また、不動産流通事業は仲介取扱件数が6,497件(同779件増)に達し、前年同期比13.6%と好調であった。
なお、四半期業績の開示は当期より実施しているため、前年同四半期の増減率については記載はなく、期初発表の通期業績予想に変更はないとしている。