日本リテールファンド投資法人(JRF)は29日、同日開催の役員会において新規投資物件取得資金調達のため、新投資証券発行について決議し、6万7,000口の追加発行を発表した。
今回発行されるのは公募による新投資証券で、国内募集4万5,300口(予定)・海外募集2万1,700口(予定)の合計6万7,000口。国内募集の申込期間は2月20~24日、発行価格その他は今後の役員会で決定される予定。発行による手取概算額は434億5,100万円(国内募集293億7,800万円、海外募集140億7,300万円)。当該資金により、新規投資物件の信託受益権を購入する。
取得を予定しているのは、「エスキス表参道」(東京都渋谷区、取得予定価格145億円)、「イオン札幌苗穂ショッピングセンター」(札幌市東区、同93億8,000万円)の2物件。
なおJRFは同日、2003年10月23日の決算発表時に公表した2004年2月期および8月期の運用状況予想の修正を併せて発表。2004年2月期については、営業収益が68億5,300万円(前回発表予想63億6,800万円)、当期利益は23億9,800万円(同23億7,200万円)、1口あたりの分配金は15,724円(同15,553円)に修正。
8月期については、取得予定2物件を遅滞なくすべて取得したものとみなし、営業収益が85億9,600万円(前回発表予想63億7,100万円)、当期利益は30億8,600万円(同20億600万円)、1口あたりの分配金は14,059円(同13,153円)に修正した。