不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2004/2/12

NBF、「2003年12月期決算」を発表

 日本ビルファンド投資法人(NBF)は10日、「2003年12月期決算短信」を発表した。

 当期運用状況は、営業収益は124億5,300万円(対前年同期比1.8%増)、営業利益は49億8,900万円(同▲1.1%)、経常利益は40億9,400万円(同▲5.1%)、当期純利益は40億9,300万円(同▲5.1増)であった。1口あたりの分配金は予想時より282円増額の14,582円、分配総額は40億9,300万円、配当性向は100.0%であった。

 当期は、「中目黒GTタワー(追加取得)」「NBF広島立町ビル」「札幌エルプラザ」「広島袋町ビルディング」「須田町ヴェルデビル」の5物件を取得。そのうち新規取得の4物件を含め、期末時点でのポートフォリオは全体で33棟(売買価格合計2,857億円、総賃貸可能面積35万9,000平方メートル)となった。

 総資産額は33棟合計で3,143億6,100万円。なお、期末稼働率は92.3%(前期94.8%)その他にも「渋谷ガーデンフロント」(共有持分、87億円、2004年2月取得済み)と「白金一丁目東地区第一種市街地再開発事業業務棟」(信託受益権、276億円(310億円の増額変更あり)、2005年3月取得予定)の取得を決定している。

 増収増益の理由として同社では、2物件の新規稼働と前期(第2期)に取得した「中野坂上サンブライトツイン」、「サンマリオンNBFタワー」の通期稼働、「芝NBFタワー」でのテナント1社から解約金収入があったことに加え、賃貸事業費用における外注費削減等によるものとしている。

 なお次期については、営業収益120億1,100万円、経常利益38億1,700万円、当期純利益38億1,700万円、1口当たりの分配金は13,600円を見込むとしている。

 会見の席で西山晃一社長は、最近のテナントの動きについて、「少し前はリストラによる動きが多かったが、最近は、拡大・新設・館内増床などによる成約および解約が増えている。特に電機・通信を中心としたメーカーの勢いの良さが目立つ」とコメント。また、今後の見通しとして「2004年は新規物件取得がカギ。2006年には総資産5,000億円とするのが目標」と語った。

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