不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2004/2/16

ケネディ・ウィルソン、「2003年12月期決算」発表

 ケネディ・ウィルソン・ジャパン(株)は16日、「2003年12月期決算短信(単体・連結)」を発表した。

 当期単体業績の営業収益は32億4,400万円(前期比53.8%増)、営業利益は15億1,700万円(同88.1%増)、経常利益は13億4,300万円(同78.5%増)、当期純利益は7億7,000万円(同76.0%増)。
 当期連結業績(対象20社)の営業収益は50億7,100万円(前期比60.7%増)、営業利益は19億5,100万円(同43.4%増)、経常利益は14億6,200万円(同12.6%増)、当期純利益は8億7,100万円(同37.5%増)であった。

 当期は、従前より取り組んできた企業年金との取引に成功し、顧客投資家の多様化によるいっそうの事業基盤の安定化を実現。また、三井物産(株)との業務・資本提携をふまえた第三者割当増資の実施や、金融機関からのコミットメントラインの新規設定など、資金調達と財務体力の向上に向けた施策を講じた結果、増収増益となった。 

 事業部門別に見ると、不動産投資アドバイザリー事業において、年金基金向けファンドの組成に向けた自己勘定投資物件からの賃料収入が寄与し、さらに同ファンドの組成にあたり当該物件の売却益を計上できたことなどから、34億400万円(前年度比185.1%増)の営業収益を計上した。
 アセットマネジメント事業では営業収益が6億6,300万円(同▲29.3%)に減少、債権投資マネジメント事業では営業収益10億400万円(同▲1.9%)とほぼ横ばいでの推移となった。

 なお次期については、年金基金ファンド組込のための自己勘定投資物件から生じる賃料収益を限定的に見込んでいるため、営業収益については39億3,200万円(当期比▲22.5%)を見込むとしているが、アセットマネジメントフィーやアクイジョンフィー等の各種フィー収入は増加することから、経常利益17億3,100万円(同18.4%増)、当期純利益10億4,100万円(同19.5%増)と、増益を確保する見通しとなっている。

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