京王電鉄(株)は18日、「Hi-ROOMS(ハイルームス)」というブランドで、新規に賃貸デザイナーズマンション事業に進出すると発表した。
同事業は、従来の画一的な賃貸共同住宅ではなく、住む人の個性を生かせる空間を提供することを目的としたもの。事業推進にあたっては、建築家との協働で豊富な実績を持つ(株)タカギプランニングオフィス(東京都渋谷区、社長:高木栄一氏)が参画。著名な建築家に企画・設計を委託することにより、より入居者の立場にたった住まいを供給していくとしている。
まず第1号物件として、東京都世田谷において、(有)内田章夫ワークショップ設計による「(仮称)Hi-ROOMS桜上水A」(鉄筋コンクリート造地上4階建て、総戸数14戸)および「(仮称)Hi-ROOMS桜上水B」(鉄筋コンクリート造4階建て、総戸数12戸)を8月に竣工する。
外観、室内はコンクリート打ちっ放し、床フローリング仕上げのシンプルな内装としたほか、入居者が自由にレイアウトできるよう、1戸当たり約30平方メートル~60平方メートルと広めの居室面積を確保。間取りタイプは1R、1DK、1LDK、メゾネットを用意した。
なお、同事業進出に伴い、2月23日に専用ホームページ(http://www.hi-rooms.keio.co.jp)を開設する。ホームページ上では、新規物件完成やキャンペーンの告知、入居可能物件の詳細情報、エントリーフォームによる入居者募集を掲載するとともに、ユーザーに対し、次物件開発候補地などに関するアンケート調査も実施していく。