不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2004/2/20

東京建物、「2003年12月期決算」発表

 東京建物(株)は20日、「2003年12月期決算(単体・連結)」を発表した。

 当期単体業績の売上高は1,044億9,600万円(前年同期比6.8%増)、営業利益は162億900万円(同19.8%増)、経常利益は112億1,900万円(同47.5%増)、当期純利益は54億7,400万円(同36.1%増)。
 当期連結業績(対象16社)の売上高は1,291億3,000万円(同5.5%増)、営業利益は196億3,300万円(同11.0%増)、経常利益は142億800万円(同26.8%増)、当期純利益は78億6,400万円(同22.5%増)であった。

 セグメント別には、賃貸事業において、インターネットを利用したビルマネジメントシステム「e-BM」の活用により、顧客サービスの向上や管理運営業務の効率化を図るなど、稼働率および収益性の維持向上に注力。また、一部保有ビルの売却とSPC(特別目的会社)を活用した手法による収益ビル等への投資を行なうほか、アセットマネジメント業務、プロパティマネジメント業務の受注にも取り組んだ結果、営業収益392億7,600万円(前年同期比1.7%増)、営業利益142億3,100万円(同6.1%増)を計上した。
 分譲事業では、当期、マンション分譲で「品川Vタワー」(東京都港区、品川区)、「シエルズガーデン」(東京都大田区)等を、戸建分譲で「ヴェールコート平塚菫平」(神奈川県平塚市)等を売上に計上。同時に、都心部を中心に賃貸マンションを開発、投資家向けに販売し、営業収益664億8,500万円(同0.8%増)、営業利益36億3,500万円(同▲26.3%)となった。
 またその他事業においては、不動産流通事業、リゾート開発およびレジャー・ホテル事業、リフォーム事業、メディアコンプレックス事業に加え、不動産証券化事業にも注力。営業収益261億6,600万円(同29.3%増)、営業利益63億2,700万円(同79.0%増)を計上した。

 次期については、連結で売上高1,570億円、経常利益145億円、当期純利益84億円を見込むとしている。

 なお同社では同日、「グループ中期経営計画“新たなステージへの飛躍”」を策定したと併せて発表した。
 経営計画では、(1)お客様の視点に立脚した事業推進と業務革新、(2)不動産証券化を軸としたビジネスモデルの拡大・発展、(3)ベストパートナーとのコラボレーションによる総合力の強化を基本方針に掲げ、2006年に営業収益2,000億円、営業利益250億円、経常利益180億円、有利子負債残高2,700億円、ROA5%、EBITDA倍率10倍以下をめざすとしている。

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