(株)ヒューネット(東京都北区、代表取締役社長:保坂光二氏)は23日、2003年11月17日に公表した2004年3月期業績予想を修正すると発表した。
これによると当期単体業績予想は、経常利益18億円(前回発表予想13億7,000万円)、当期利益7億3,000万円(同7億円)に修正。
それに伴い、当期連結業績予想についても、同じく経常利益18億3,000万円(前回発表予想14億円)、当期純利益7億5,000万円(同7億3,000万円)に修正された。
上方修正の理由として同社では、液晶・通信事業での液晶ディスプレイのライセンスビジネスが予想を上回り好調であったこと、不動産事業においては、緑化を取り入れた戸建て住宅販売が前期以上に好調であったことをあげている。また、不動産投資ファンドにおける運用不動産拡大による手数料収入の増加、投資物件の販売、デューデリジェンス事業の拡大に加え、環境事業においては、ヒューネットグリーンシステムによる屋上緑化工事・環境資材の販売などが寄与したものとしている。
また、同社は、2004年3月に、太陽電池モジュール等の販売や太陽光システムの設計・施工等を手がける(株)エム・エス・ケイ(東京都新宿区、取締役社長:笠原 唯男氏)と業務提携し、約5億円の第三者割当増資を行なうと発表。共同事業として、太陽電池モジュールを装備した快適生活環境住宅を開発し、来期には、中国上海に進出してリゾート型中心のオール電化住宅の販売を推進するなど環境共生分野で新事業を展開していく予定。これらにより、約8億円の売上増加を見込んでいる。