国土交通省は27日、三菱地所(株)が2004年1月30日に申請していた民間都市再生事業計画について、都市再生特別措置法に基づく民間都市再生事業計画として認定した。事業名称は「晴海二丁目地区都市再生事業」(東京都中央区)。
同事業の目的は、東京の都心部と臨海副都心の中間に位置する晴海二丁目地区の大規模な土地利用転換による住宅・業務・商業等の複合市街地の形成を推進するにあたり、そのリーディングプロジェクトとして良質な住宅開発事業を行なうこと。また、それとともに、防潮護岸整備による地域全体の防災機能向上をめざす。
事業施行期間は2004年3月31日から2008年3月31日まで。約3万4,000平方メートルが当該計画の対象となっている。
防潮護岸を整備することによって、晴海二丁目地区全体の堤内地化を図り、防災機能の強化(高潮対策)を早期に実現するとともに、水辺環境を生かした良質な都心居住空間を提供。また、防潮護岸の緑地と連続したオープンスペースを敷地内に確保する。
建築物の構造は、鉄筋コンクリート造、地下1階地上51階棟屋2階、述べ面積は約6万7,200平方メートル。集合住宅と駐車場に供される。そのほか、公共施設として防潮護岸約1万9,000平方メートル、広場約450平方メートル。