オリックス不動産投資法人(OJR)は12日、不動産投資信託(REIT)のための投資物件として「CUBE代官山」(東京都渋谷区)の不動産信託受益権の取得を決定したと発表。同日、不動産売買契約を締結した。
OJRでは、同物件が国内有数のファッションマーケティングリサーチエリアである代官山エリアに位置し、かつ、現在入居中の3テナントすべてとの間で2009年1月31日までの定期借家契約を締結しているため、キャッシュフローの安定性が高いと判断。また2003年1月竣工の築浅物件であることなども評価し、売り主の(有)さくらプロパティーズ(東京都港区、代表:砂田真佐子氏)より、24億3,500万円で取得することを決定した。
取得予定日は2004年3月31日。
同物件は、2003年1月竣工、鉄骨造合金メッキ鋼板葺2階建てのA棟~E棟、および鉄骨造合金メッキ鋼板葺平屋建てのF棟からなる商業ビル。総賃貸可能面積は899.82平方メートル。テナント総数は3で、稼働率は100%。
なおOJRは、同物件の不動産信託受益権取得に伴い、これにかかる信託契約を解除、同物件の所有権を取得する。