(株)ディックスクロキ(福岡市中央区、代表取締役社長:黒木 透氏)は12日、今春竣工予定の新築賃貸物件「クオーレ西五反田(東京都品川区、全27戸)」の見学会を開催。合わせて、東京を中心とした同社の営業展開についても説明が行なわれた。
東京市場への新規参入のため、同社では、分譲物件・オフィスビルに向かない狭隘、変形地を有利に仕入れ、他社が提供できない城南立地の賃貸マンションを提供している。物件表面利回り8.0%以上という高利回りを確保し、機関投資家への販売を行なうなど、差別化戦略を図っている。
見学会が開催されたクオーレ西五反田も、三角地を活用したワンルームマンション。11階建て、土地面積116.30平方メートル。販売価格は6億円台、同社他社物件と合わせて、表面利回り約8.0%で販売する予定。
部屋は、Aタイプ(約22平方メートル)、Bタイプ(約24平方メートル)、Cタイプ(約27平方メートル)の3種類がある。最上階である11階はロフト付き。ガラスブロックで大きく採光し、明るさとプライバシーを確保、無駄になりやすい三角エリアをバルコニー付きサニタリールームとして活用するなど、設計に工夫が凝らされている。家賃は10万1,000円~12万7,000円。1階はSガストが入居し、2階には現在、歯科医院などの引き合いが出ている。
五反田駅へ徒歩5分の立地で、六本木や品川といった再開発エリアにも近い。単身用としては高額な家賃だが、競合物件が少ない立地のため、利便性を重視する、高所得のサラリーマン、OL、SOHOなどの需要を見込んでいる。現在約半数が成約にいたっており、主に法人契約が中心となっている。