不動産ニュース / その他

2004/4/1

三井不、光触媒を利用した浄水装置を開発-オフィスビルに積極導入

 三井不動産(株)は1日、光触媒(酸化チタン)の殺菌機能を利用した、池や噴水などに設置する水浄化装置(特許出願済み)を発表した。(株)テクノコア、船山(株)、(株)信州セラミックスと共同で開発したもの。新規開発および既存オフィスビルの鑑賞池や噴水に積極的に導入するとともに、外部への販売も行なっていく。

 今回、開発された水浄化装置は、酸化チタンの光触媒作用を利用したもので、レジオネラ菌や藻の発生を抑制する薬剤を使用する必要がないため、環境面に寄与するもはもちろん、薬剤費や製造費などのランニングコストを大幅に削減できるシステムとなっている。

 同装置の開発に当たっては、三井不動産が保有・管理する新宿三井ビル敷地内の滝において、約1年半にわたって実験。これにより、レジオネラ菌や藻の発生状況、清掃などの実証データも求められ、ランニングコストが従来の約3割にまで削減できることが明らかになった。

 同社では、今後、大浴場やプールなど多方面への展開をみこみ、実験および効果の実証を行なっていく予定。

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