不動産取引紛争の未然防止と適正迅速な処理の推進を図り、消費者の保護と宅地建物取引業の健全な発展に寄与することを目的として1984年(昭和59年)4月12日に発足した(財)不動産適正取引推進機構(理事長:小野邦久氏)が、4月12日、創立20周年を迎えたのを記念して、同日午後6時より「創立20周年記念懇談会」を開催した。
会場となった虎ノ門パストラル(東京都港区)には、不動産業関連団体・企業および行政機関などから、同機構発足やこれまでの活動にさまざまな立場でかかわった約400人が一堂に会し、20周年を祝うとともに、これまでの歩みの中での思い出話などに花を咲かせた。
懇談会は、冒頭、同機構創立にも奔走した同機構会長の平井宜雄氏(専修大学教授)が挨拶に立ち、発足当時の思い出やエピソードなどを語った。続いて、同機構理事の高城申一郎氏((社)不動産協会理事長)が同機構のこれまでの活動や今後の方向などを報告した後、同機構理事の藤田和夫氏((社)全国宅地建物取引業協会連合会会長)が乾杯の音頭をとった。
また、国土交通省総合政策局長・澤井英一氏も駆けつけ、これまでの同機構の功績を評価した。