(株)ゼファーは19日、17日に発表した「2004年3月期決算(単体・連結)」の説明会を開催した。
当期(2003年4月1日~2004年3月31日)単体業績の売上高は、523億2,000万円、営業利益は46億4,200万円、経常利益は38億4,400万円、当期純利益は22億800万円。
また、連結業績(対象7社)の売上高は542億700万円、営業利益は46億8,100万円、経常利益は38億4,700万円、当期純利益は21億8,400万円となった。前年の決算期変更により、前期は3ヵ月(2003年1月1日~3月31日)の変則決算となったため、対前期比は不明。
売上高の内訳を事業別にみると、「住宅分譲事業」71.2%、「資産活性化事業」22.3%、「CM(コンストラクションマネジメント)事業」2.9%、その他4.5%。投資家向け小規模賃貸マンションの開発や、ファンド・JREIT向け物件開発を積極的に行なった資産活性化事業が、2002年12月期に比べて621.3%増の121億400万円と大幅アップした。
また、住宅分譲事業も386億1,800万円と過去最高の売上高を記録。同社初の大規模分譲物件である「ゼファーI's city」(千葉県八千代市、451戸)の販売が順調で、期末時点121戸の未契約完成在庫があるものの、「粗利益30%超の『優良在庫』。計画通りの販売状況で、次期中に完売の予定」(同社)としている。
次期については、CM事業での今期受注物件竣工による売上増などにより、売上高722億円、経常利益48億円、当期純利益26億円を見込む。