日本ビルファンド投資法人(NBF)は19日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として、「厚木三井ビルディング」(神奈川県厚木市)の所有権取得を決定したと発表した。
NBFでは、同物件が大規模商業施設が集積している繁華性の高いエリアに立地していることや、過去および現在のテナント構成から、エリアにおいて競争力の高い物件のひとつであると判断。東京周辺都市部におけるポートフォリオの充実を図るべく、売り主の三井不動産(株)から23億円で取得することを決定した。
5月20日に不動産売買契約を締結、同日引渡しを行なう。
同物件は、1991年6月竣工、鉄骨鉄筋コンクリート・鉄骨造陸屋根亜鉛メッキ鋼板葺9階建てのオフィスビル。敷地面積は1,227.79平方メートル、延床面積は6,717.71平方メートル。賃貸可能面積は5,253.62平方メートル、テナント数は17で、5月20日時点の稼働率は約96.3%。ただし、現在一部テナントから解約予告を受領済みで、解約考慮後の稼働率は82.6%となる見込みとなっている。
なお、同物件は引渡し実行の5月20日をもって、名称を「NBF厚木ビル」に変更する予定。