不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2004/5/25

長谷工コーポ、「2004年3月期決算」発表

 (株)長谷工コーポレーションは25日、「2004年3月期決算短信(単体・連結)」を発表した。

 当期(2003年4月1日~2004年3月31日)単体業績の売上高は3,719億3,600万円(前期比1.8%増)、営業利益は324億2,500万円(同72.4%増)、経常利益は283億5,300万円(同109.6%増)、当期純利益は89億4,400万円(同122.1%増)。
 当期連結業績(対象23社)の売上高は4,680億1,800万円(同3.1%増)、営業利益は395億2,900万円(同53.4%増)、経常利益は339億4,100万円(同112.4%増)、当期純利益は155億4,300万円(同209.5%増)であった。

 同社では、中期3ヶ年計画「通称NUBI〈ナビ〉21」の2年目となる当期において、損益実績、有利子負債削減の計画値をほぼ達成、計画を順調に進捗させた。 

 セグメント別には、建設事業において、首都圏で「ミディオン」(東京都葛飾区、700戸)、「シーガーデン新浦安」(千葉県浦安市、648戸)など、近畿圏で「アスタージュ橘通り」(兵庫県尼崎市、214戸)など、総戸数200戸超の大規模物件を東西合計で30件受注した。
 また、東京都世田谷区の駒沢オリンピック公園隣接地で建設中の「深沢ハウス」において、「非常用飲料水供給システム」「大型防火水槽」などの防災施設を設置、防災活動への貢献をめざした活動を実施している。

 不動産事業では、マンション受託販売における新規供給戸数は減少したものの、不動産分譲で売上が増加。管理事業においては、管理戸数の増加の一方で、管理料、賃借料の値下げ要求が依然厳しく、前期比で減収減益となった。
 ホテル事業では、開業15周年を迎えた「京都ブライトンホテル」が過去最高の稼働率を確保、開業10周年の「浦安ブライトンホテル」も高稼動を維持したが、婚礼部門の組数が伸びず、全体で減収減益。
 また、その他事業のシニアリビング事業では、高齢者向けサービス付マンション「センチュリーシティ大宮公園」が引き続き高稼働率で推移、入居者数が過去最多の155名となったことに加え、2003年3月開業の「センチュリーシティ北浦和」でも計画を上回る稼働率、短期滞在利用者の増加により、業績が拡大した。

 なお「中期3ヶ年計画」最終年度となる次期については、計画を着実に遂行することを最重要課題とし、売上高4,000億円、経常利益310億円、当期純利益120億円を見込むとしている。

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