(株)菱和ライフクリエイトは31日、「2004年3月期決算短信(単体・連結)」についての説明会を開催した。
当期は不動産販売事業において、ワンルームマンション1,247戸、ファミリーマンション225戸を供給し、全体で売上高364億3,100万円(前期比4.8%増)、営業利益42億4,000万円(同▲16.2%)を計上。また、不動産管理事業では、ワンルームマンションの販売引渡の増加が賃貸管理物件の増加(同520戸増)につながり、当期末現在の賃貸管理戸数は4,329戸(同13.7%増)となった。
増収減益となった理由として同社では、大型物件の供給やマンスリーマンション事業のスタートなどにより増収となったものの、営業体制の崩れから利益を圧迫したことなどを挙げている。今後は人事体制を見直し、新人を積極的に採用するなど強気の姿勢で取り組んでいくとしている。
今後の活動計画については、引き続き東京都渋谷区、新宿区、目黒区などにおいて、同社が得意分野である都心向け大型ワンルームマンションの供給および、マンスリーマンションビジネスの本格的展開を予定。また、現状ではまだ市場がないといわれている「中古ワンルームファンド」について、スムーズに流通するためのシステムを組成。中古市場の育成と整備を図り、アセットマネジメント、プロパティマネジメントなどのストックビジネスへ参入していく。
なお、次期の見通しは、ワンルームマンションについて当期販売実績の10%台の業績向上を目処としながらも、ファミリーマンションについては当期実績を若干下回る程度とし、連結売上高438億3,000万円(前期比15.3%増)、経常利益53億800万円(同41.7%増)、当期純利益29億7,100万円(同40.2%増)を見込むとしている。
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