(社)住宅生産団体連合会(住団連)は1日、2004年度定例理事会・総会を開催。その後の会見で、新役員と2004年度事業計画を発表した。
新会長には積水ハウス(株)代表取締役社長の和田勇氏が就任。副会長の住友林業(株)代表取締役社長・矢野龍氏、大和ハウス工業(株)代表取締役社長・樋口武男氏、三井ホーム(株)取締役会長・高橋邦男氏、また、専務理事の浅野宏氏は再任となった。
活動計画の重点事項としては、「地震に強い住宅・まちづくりの実現」、「活力と豊かな住生活を創出する住宅税制の実現」、「地球環境に寄与するための方策」への取組みと、「まちなみ環境の育成」、「住宅性能表示制度の普及」の推進をあげた。前年度からの継続事項だが、和田会長によると、住宅税制については、「資産税制と消費税制の二重になっている。住宅の取得やリフォームなどを推進するためにも、『住宅投資減税制度』の創設を提案していきたい」と語った。また、性能表示制度については「これからの中古住宅市場にとって、必要な『ものさし』。現在1,400万戸と言われている新耐震基準以前の既存住宅に対する積極的な修繕などのためにも、今後ますます重要になってくるだろう」とのことであった。