http://www.cmaj.org/frame.htm target=blank>日本コンストラクション・マネジメント(CM)協会は2日、2004年度通常総会を開催した。会長には古阪秀三氏(京都大学大学院助教授)が再任。各委員会の活動報告と、懸案事項であった教育制度、保険制度、資格制度についての報告などが行なわれた。
同協会の基本理念である、『「健全な建設生産システムの再構築」と「倫理観をもったプロフェッショナルの育成」』ならびに『コンストラクション・マネジメント業務(以下CM業務という)の健全な普及発展』を推進するため、企画・運営委員会では、会員サービスをはじめ、支部立ち上げに関する支援活動、行政ならびに関連他団体との連携対応などに注力していく。
また、教育・養成委員会では、実例を交えて、最新かつ実践的なCM業務をトータルに理解することができる『CMガイドブック』を2004年10月に発刊する予定。これを基本として、実施が予定されている「CMスクール」に先駆けて、CM短期講習会やパネルディスカッションなどの企画が進行している。
資格制度委員会では、05年3月に「第1回認定コンストラクション・マネジャー資格試験」を行なう。資格は「CCMJ(Certified Construction Manager of Japan)」と「ACCMJ(Assistant CCMJ)」の2種。CCMJは、建設のプロフェッショナルとしての経験を有しCM業務をなしうる者で、ACCMJは、CM業務を行なうための必要知識を有する者。試験の概要は04年9月下旬発表の予定となっている。
保険制度委員会では、会員アンケートで約84%がCM業務者の責任賠償保険を必要としていることから、「実態調査」と「あり方」の2つのワーキンググループにより、05年末創設をめざして検討を続けていくとしている。