カナダ住宅金融公社(CMHC)、カナダ天然資源省(NRCan)は3日、「高齢者に優しい住宅・施設造り」-カナダのノウハウを日本へ-を開催した。
セミナーでは、CMHC国際建築指導員の伊藤公久氏と、SPA設計代表の太田裕之氏により、カナダでの高齢者住宅の取り組みについて、講演が行なわれた。
第1部は、カナダ在住30年の日本人建築家伊藤公久氏が、カナダでの高齢者の住環境・ライフスタイル、高齢者住宅枠組み壁工法のテクノロジーなどについて、具体的な取り組みが紹介された。
また第2部では、2004年4月にバンクーバーにて高齢者住宅の最新状況を視察した太田裕之氏により、日本の介護施設とカナダの高齢者住宅を比較、カナダ型有料老人ホームの可能性と事業モデルの提案など、カナダでの試みがどのように日本で適用されるのか、解説が行なわれた。