(株)シノハラ建設システムは8日、「2004年3月期決算(単体・連結)」の説明会を開催した。
当期単体の売上高は76億8,900万円(対前期比37.9%増)、営業利益は4億5,400万円(同26.3%増)、経常利益は3億8,900万円(同19.2%増)、当期純利益は2億1,100万円(同15.5%増)であった。
当期連結業績(対象4社)の売上高は85億1,500万円(同49.0%増)、営業利益は4億7,500万円(同29.7%増)、経常利益は3億8,800万円(同23.8%増)、当期純利益は2億400万円(同20.4%増)であった。
増収増益となった主な要因をセグメント別にみると、同社の8割を占める賃貸住宅販売事業において、メディア戦略を強化し積極的に営業活動をしたことや、福岡都市圏・首都圏での売上げが大幅に伸びたことが挙げられた。また、不動産賃貸管理事業では、新築物件に限らず、既存物件にもセキュリティ機器を取り付けるなどの対策により、他社との差別化を図ったことなどが効を奏した。
会見の席で代表取締役社長の篠原英明氏は「今後は川崎・横浜といった首都圏の西部地域や、札幌・大阪といった地方都市にも事業を拡大し、全国からの問い合わせに対応できる販売体制を確立していきたい」と意気込みを述べた。
なお次期連結業績の見通しについては、賃貸住宅の受注残高が低層・高層住宅ともに非常に好調であることや、1月に開店した名古屋支店の東海地区においても計画を上回っていることから、通期で売上高110億7,600万円、経常利益4億1,100万円、当期純利益2億2,600万円を見込んでいる。