(社)全日本不動産協会東京都本部・(社)不動産保証協会東京都本部は9日、「全日東京会館」(東京都千代田区)竣工を記念して内覧会および記念講演会を開催した。
同会館は東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅徒歩3分。地下1階、地上9階建て鉄骨造で、敷地面積418.16平方メートル、延床面積2,707.48平方メートル。(株)入江三宅設計事務所が設計を、(株)大林組が施工を担当し、2004年3月31日に竣工した。
全日本不動産協会東京都本部(全日東京)の他、全日本不動産関東流通センター、全日本不動産政治連盟東京都本部、(社)東京都不動産関連業協会などが入居。また、2階には200名収容できる多目的施設「全日ホール」、6階には会員が自由に利用できる図書室を設け、情報発信拠点としての役割も担う。
全日東京の川口貢本部長は、「発足以来、賃貸事務所を転々としながらも、一歩一歩着実に前進してきたことが今回の会館竣工に結びついた。本会館は夢と希望がいっぱいつまった全日東京のシンボル」と喜びを語った。
「全日ホール」のこけら落としとして行なわれた記念講演会では、立教大学教授・斎藤精一郎氏が「本物か! 日本経済復活~不動産業界の行方~」をテーマに約1時間半に渡り講演。
その後、場所を東京・ホテルニューオータニに移し、記念祝賀会を開催。(社)全日本不動産協会会長・中林増美氏や、石原伸晃国土交通大臣、扇千景前国土交通大臣らが出席、盛会となった。