不動産ニュース / 開発・分譲

2004/6/22

大成建設、オフィスビルに性能表示を導入

 大成建設(株)は、オフィスビルの新築時やリニューアル時に、顧客ニーズと予算に合った設計提案が可能となる「オフィス性能設計システム」を開発、設計物件への適用をスタートした。

 従来、オフィスビルの設計においては、住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)で定める「住宅における性能表示」等の標準的な評価項目が無いため、性能面についてユーザーとの共通認識を持つために多くの時間を要していた。

 そこで同社では、ユーザーのニーズを約150項目の「オフィス性能」に分類。評価シートを用いてヒアリングを行ない、顧客ニーズを反映した結果を建物の性能特徴として評価・明示することのできるシステムを開発した。具体的なオフィス性能は、数多くの実績に基づくデータから抽出したもので、「拡張・更新性」「室内環境」「情報化対応」「セキュリティ」「構造安全性」「災害安全性」など。 
 同社では、これにより、設計段階での仕様の決定根拠が明確となるため、合意形成を効率的に行なうことができるとしている。

 なお今後は、同システムをすべてのオフィスビル設計に適用し、オフィスビル性能評価のデファクトスタンダード(業界標準)をめざしていく方針。

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2025/5/12

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「シロアリ被害、発見できるのは今!」を更新しました。
知らずに進行するシロアリ被害…放置すると建物強度が低下。また、気が付かずに売却をしてしまえば契約不適合責任に当たることも…!? 早期発見が望まれますが、普段は床下でうごめいていて自分で見つけるのは難しいものです。しかし春から夏はシロアリが発見しやすくなるチャンスタイムだとか…?専門事業者を取材しました。