日本リテールファンド投資法人(JRF)は23日、不動産投資信託(JREIT)のための不動産投資物件として「イトーヨーカドー綱島店」(横浜市港北区)の不動産信託受益権を取得すると発表した。
同物件は、東急東横線「綱島」駅から徒歩4分位置に建つショッピングセンター。土地面積5,043.40平方メートル、延床面積16,549.50平方メートル。
JRFでは、同物件のある横浜市港北区は、周囲に住宅が立ち並び、マンション開発計画も多いことから、魅力的な商圏であると位置づけている。
取得先は、ナイスコミュニティー(株)(神奈川県横浜市、代表取締役社長:倉迫益造氏)、取得価額は50億円。
また、併せてJRFは、同物件購入のための資金の借入を発表した。
借入先は(株)東京三菱銀行、三菱信託銀行(株)、中央三井信託銀行(株)の3行で、借入金は総額47億6,000万円。金利は2004年6月24日から2004年6月30日まで年率1.05%。なお、2004年6月30日以降は未定。借入先との極度ローン個別契約に基づく借入で、担保はイトーヨーカドー綱島店を信託財産とする不動産信託受益権への第一順位根抵当権の設定とする。借入日は6月24日の予定。
なお、利払期日は2004年6月、9月、12月、2005年3月の各末日および元本返済日。最終元本弁済日に、一括弁済とする。予定元本弁済日は2005年6月17日。